(No Title)
こちらは、たてはな。
たてはなは
たてはなは、“こみわら”という花留めを使います。
わらをきれいにしてから、小束にして、いくつかまとめたもの。
器に合わせて寸法を決めます。
わらは、畳糸を使い、しっかり結ぶことができる“かせ結び”という結び方で結びます。
今、畳屋さんもビニールなどの糸を使うところがほとんどで、
昔からの畳糸もなかなか手に入らないそうです。
私は先生にわけていただいた糸を大事に使ってます。
こみわらは、ちゃんとアク抜きをして毎回きれいにして、しっかり乾せば、
繰り返しずっとずっと使えます。一生ものだそうです。
剣山などがない時代、こういう自然なもので花をいけていました。
針の山に茎をぐさりとさすより、ずっとずっと自然に、素敵にいけられるのです。
これは4月のお稽古の時のしょうぶのたてはな。
やわらかなかきつばたと比べると、すっと立ちのびるさわやかな姿。
かきつばたが女性的なら、しょうぶは男性的な雰囲気。
5月・しょうぶのお生花(しょうか)。
かきつばたとしょうぶ、花は似ているけれど、
よく知ると全く違うそれぞれの個性が際立つ生花。
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