東京お稽古
最も幸せな時間、原田先生のお稽古。
5月のおけいこは、かきつばた。
かきつのお生花(しょうか)、やっと楽しくなってきました。
初めてのころは、とにかく頭の中がパニックでした。。
葉の表と裏、葉先のつめの向き、真に向かって表、
葉の組み合わせ、長さ、短い方が前に組んで、、
葉も上手にくっつかないし、
葉をとがらせてカットするのもできなくて、
配りで上手にとまらない。あまりのできなさに時々悲しくなってました笑
難しいのは変わらないけれど、何年もかけて、ちょっとず慣れていくうちに、
自然と最初はできなかったことが少しずつできるようになって、
いけたいイメージが少しずつわかるようになってきた感じがします。
ほんとにほんとに少しだけど。。
だからかきつをいけるのがとっても楽しい。
ぐぅっと集中して花と向き合う時間がすごく気持ちよいのです。
池坊の本来のいけ方では、剣山などはいっさい使いません。
枝をけずり、Vの字に花器にはめたものが、花留めの“配り”。
お生花という花型の場合は、この花留めに花を入れていきます。
真横からみるとこんな感じ。
写真ではわからないけれど、
すごく奥行きがあるんです。
空間の作り方がすごい。
これが花留め。くばり。
こんな風にお花が留っています。
葉組みも決まっていて
ばらすとこんな風になってるのです。
これは“本勝手”の場合。
それぞれの葉組、
葉先のクイっとなってる
つめの向きも向き合います。
そして真ん中にまっすぐ立つお花に向かって
すべて葉の表が向いてるのです。
0コメント