(No Title)
初夏の京都へ。
行きたいお店があったので、5番のバスにのって京都市動物園前まで。
内田鋼一さんの器でコーヒー。
なんにもしてないのに、まずはお茶。笑
さてこの後どうしよっかなーーの出ましたいつものノープラン。
紅葉の時に人が多すぎて断念した永観堂にいこーっと。ぼちぼち歩きだす。
バスの中でざーっと降った雨も止んで青空。
南禅寺のあたりは美しいお屋敷町なのね。
水路が流れててお水の流れる涼やかな音が気持ちよい。
人もほとんどいない。
若干迷子気味だったのだけど、あまりに美しい道でふわふわと歩く。
ふと現れた菖蒲の美しいお庭。
思わずわぁ!っと見とれていると、
自転車でつーっと現れた素敵なおじさまがここは秘密の花園なんだよ、と教えてくださる。
おじさまが近くの料亭の2階でお茶が飲めるというお勧めの喫茶があると教えてくださる。
さっきお茶したばっかりだけど、落ち着いたお座敷でお庭を眺めながらお抹茶。
南禅寺経由で永観堂の見返り阿弥陀さまにお会いしに。
永観堂に着いたのは受付終了の16時を少しだけ過ぎていたのだけど、
拝観は17時までなので大丈夫ですよといれていただく。
紅葉の時のあの人の多さがウソみたいに、永観堂独り占め状態。
お堂では、水の流れる音と、本堂でちょうど行われていた法要の読経、鳥の声だけが聞こえて、
見返り阿弥陀さまと二人きり。
阿弥陀さまは、静かで優しくて美しくて、涙が出そうでした。
静かで静かで、「永観おそし」のお声が聞こえてきそうだった。
たくさんの想いをかかえての
山口帰りのノープランひとり京都。
ざわついていた心がフラットになりました。
京都ってそういう力のあるとこ。
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