● 奈良へ
秋風かおる奈良へいってきました。
今回一番楽しみしていた「狩野永徳展」
こちらは京都ですが。
実にすばらしかった。
洗練され、力強く美しい金碧障屏画。
花、植物の美しさ、木々の力強さ、鳥や虎、獅子、人、
生命力にあふれ、決して枠内におさまらない、
躍動感みなぎるエネルギーのある絵。
行ってよかった。
今回の旅のメインは興福寺の阿修羅像を含む八部衆の揃っての特別公開。
これももちろんよかったのだけど、私的ズキュンな仏像は、
興福寺の金剛力士像の2体と、新薬師寺の十二神将さま。
どうも私は、穏やかで美しいやわらかな仏像よりも
力強く、躍動感溢れ、気迫みなぎる仏像に心惹かれるみたい。
血液を感じる、風を感じる。作り手の息を感じる。
1300年以上前に、これを作った人がいる。ドキドキする。
旅の最大の楽しみはその土地のうまいもの。
季節を感じるおいしい料理、美しい器。
夜は懐石、お昼は葛を使ったおそばなど、軽めのもの、朝はホテルの茶粥。
古代に想い馳せ、秋を感じ、うまいものを食べ、
素晴らしい絵、仏像、素敵なお店、人との出会い、
とってもいい奈良でした。
母に感謝。
0コメント